英語を学ぶ為の学習方法
ある時期に、私は英語を集中的に学んでいた事があります。
大学に行く事になりましたが、ほぼ日常的に英語で講義が行われる学校でした。
そのため、英語を勉強せざるを得なくなった訳です。
色々な勉強方法を試しましたが、役立った方法は2つあります。
ある大学の先輩に教わった単語帳の使い方
1つ目の方法ですが、市販の単語帳を1つ買いました。
それを毎日音読するという、非常にシンプルな方法です。
そもそも英単語帳には、英単語と日本語訳が書かれているでしょう。
appleという単語に対する日本語訳は、もちろんリンゴです。
この場合、appleとリンゴという2つの単語を、ワンセットで音読するよう心がけていました。
つまり「appleリンゴ」と、一気に読むように心がけます。
私が買った英単語帳の場合は、約1,000語程度だったと記憶しています。
上記の英単語と日本語訳をワンセットで読む作業を、1,000語全て行いました。
私は、上記の作業を大学の先輩から教わりました。
単語の覚え方を改めて教わった事はないので、上記のやり方を初めて知った時は、なかなか衝撃的だった記憶があります。
そのようなやり方もあるのかと、純粋に感動しました。
集中力は維持しやすかった
上記の勉強法は、かなり効果はありました。
何と言っても、集中力が切れにくかったですね。
思えば学校の問題集などを解いていると、自然と眠くなってしまう事があるでしょう。
それは、集中力が切れているからです。
勉強の作業が退屈ですと、居眠りしてしまう事もあるでしょう。
ただ上記の単語帳を音読するという作業は、基本的には退屈しません。
自分の声を使うという作業でしたし、意外と集中できた記憶があります。
音読している訳ですから、居眠りする事はまずありませんでしたね。
単語帳のおかげでスムーズに読めるようになった
では上記のやり方の成果はどうだったかというと、大いに役立ちました。
大学で学ぶようになってからは、私は英文を読む機会も多々ありましたが、「何が書いてあるか分からない」という状況になりづらくなりました。
英単語帳で学習する前は、うっかり居眠りしてしまう事もありました。
大学のテキストのレベルが高すぎるからです。
しかし英単語帳をしっかり覚えた後は、テキストの内容も意外とスムーズに理解できるようになりました。
やはり、英単語帳はよく作られていると思います。
英語の基礎力を付けるためにも、まずは単語帳は覚えるべきだと強く思いますね。
英語小説を毎日ヒアリングした
それともう1つ実行したのは、同じ英文を繰り返し聞くという方法です。
私が使ったのは、ある英語小説です。
19世紀の終盤にイギリスで書かれた英語小説がありますが、それを教材にして英語のヒアリングを始めたのです。
どこでその教材を手に入れたかというと、書店です。
都会エリアのある大型の書店に行ってみたら、英語の小説が吹き込まれているカセットテープを見かけたのです。
当時は、CDは主流ではありませんでした。
カセットテープで音声を聞くような時代でした。
ともあれ英語小説のカセットを入手した私は、通学電車の中で毎日聞くようにしました。
あくまでも、同じカセットテープを何回も聞くようにしたのです。
ちなみに、私はその英語小説のストーリー自体は、ある程度知っていました。
日本語訳された書籍も多数販売されているような作品ですし、カセットの内容自体は頭にスムーズに入ってきましたね。
やはり、ストーリーを知っていると頭に入りやすいです。
カセットのおかげでネイティブの話が分かってきた
そのヒアリングは、かなり効果がありました。
1ヶ月もその作業を続けていると、ネイティブの発音がスムーズに耳に入ってくるようになったのです。
以前は、ネイティブが何を話しているか、よく分からない事もありました。
しかし英語作品の朗読カセットを毎日聞き続けたら、やはり耳が英語化していたようです。
知らない間に、耳が英語の音声に慣れていて、スムーズにネイティブの話を聞けるようになりました。
やはり、一定の成果はありましたね。
英単語帳のおかげでヒアリング力も伸ばせた
ただ英単語帳の学習を続けていなければ、恐らくネイティブの話はスムーズに耳に入ってこなかったと、今は思います。
あの英単語帳は、かなり要点を抑えた単語が書かれていました。
やはり、よく選ばれている単語帳ですね。
ヒアリング力を付けるにしても、やはり基礎力は必要です。
英単語帳で基礎力を固めていない事には、恐らくヒアリング力の伸びも頭打ちになっていたでしょう。
英単語帳が、ヒアリングの伸びを底上げしていたのだと、今は思います。
ですから、やはり単語帳の暗記は怠るべきではないですね。
しかし、単語帳だけで通用するほど、英語の講義は甘くありません。
ヒアリングのトレーニングも、同時に行う方が良いでしょう。
なにはともあれ、その2つの勉強法のおかげで、どうにか大学の講義内容も聞き取れるようになりました。
色々試してみたかいがありますね。