勉強をする上でワードや問題を記憶する為には・・・
なんとも煩わしい暗記問題。
私もその昔、記憶力や暗記力が全くありませんでした。
テストでは、思い出している最中に時間が過ぎてしまう・・・と言ったことが度々ありました。
よく、暗記力が問われる試験では「書かなければ覚えない」が定説であったと思います。
記憶力に乏しい私は、当初、その言葉を鵜呑みにし、ノートが真っ黒になるくらい、びっしりと文字を書き込む癖がありました。
しかし肝心のワードや、文章をその文字の中から掘り起こすのは大変な労力です。
たとえマーカーで線をしたり、赤ペンで強調しても、今度はその前後の文章や脈略が思い出せない。
なんてこともしばしば・・・。
もっと効率のよい暗記法はないかと、模索する日々でした。
たまたま思いついた暗記方法
そんな学生時代のある日、歴史の授業中、何を思ったか先生が黒板の上から書いていた事柄を、ノートの真ん中から書いてみようと思い立ったのです。
例えば、「鎌倉幕府」というテーマの授業であれば、「鎌倉幕府」という言葉を真ん中に、それより前にあった出来事を矢印を引いて上の方に、それ以降の出来事を下の方に書くといった感じです。
当然ながら、覚える人物や年号は色付きのペンで記入します。
たまに、いたずら心で人物の似顔絵を落書きしたりもしました(笑)
そうしていくうちに、1ページのノートが、文字ではなく絵としてインプットされます。
沢山の文字の中から何かを思い出すという面倒な作業がなくなり、テストなどでもパッと、一つの画面が思い出されるようになります。
暗記の効率が格段にアップしました‼
個人的にではありますが、10~20点程、暗記系のテストの点数が上がりました。
元々、漢字の書き取りは得意なのに、どうして暗記ができないのだろう・・・。
その答えは情報を「絵」として、インプットできるかどうかにありました。
以下に、言葉の情報を「絵」として暗記するポイントをまとめました。
使うペンの色をできるだけシンプルにする
これは、よくポスターや企業のロゴマークに使われる技法のひとつですが、だいたい使う色を3色までに抑えるということです。
色の情報が多ければ多いほど、ヒトの目はどこに焦点を合わせていいか、分からなくなると言われています。
ですので、パッと見たときに、どの色でどの情報を書き込むか、後で思い出す時もどの色で書き込んだか思い出しやすいようにすればいいのです。
例えば年号は青、人物は赤で一貫するということを、徹底して行うというのが良いのではないかと思います。
3色に抑えることができない場合でも、ある程度、使う色の制限をしておくのが望ましいでしょう。
黒ペンでの記入にも抑揚をつける
例えばホームページのリンク先や、一番読んでほしいとことは、太字で強調されていますね。
これもまた、目に訴えかけるのには大事なポイントです。
ここだけは押さえておきたい、という言葉や、前後の文脈を辿りたいときのキーワードなどを太く強調しておくというのも、この暗記法ではとても重要です。
イメージとしては、大袈裟になりますがマンガの文字入れのように、強調したい言葉を太く書いたり、フォントを変えてみたりすると、記憶の中に強く残るはずです。
矢印は分かりやすく、ごちゃごちゃしないように
これは基本ですね。
先生が書いていく言葉を、全てノートに書くのではなく、先生が重要という言葉だけを抜粋してください。
できるだけ情報を絞り、矢印の本数もその分最小限に抑えるというのも、目に入る情報の整理としては大切なことだと思います。
矢印の長さや太さに変化を出して、その事柄の「相関図」を作るようなイメージで記入していくと、分かりやすく頭に入れていくことができると思います。
抑えるべきポイントはたったこれだけでした。
絵を描くとさらに覚えやすくなる
あとは、余裕があれば、その事柄の落書きも言葉の隣に添えておくのがいいです。
絵を描くのが好きな私には、よい刺激となりました。
もちろん、落書きには色を付けず、黒で一貫。
なんであんな絵描いたっけ??
あぁ、あの出来事の落書きだったな・・・。
あの出来事に関する人物や年号は・・・。
というように、どんどん記憶が呼び戻されていきます‼
気が付いたら、私の暗記系の勉強ノートは、線やマスのない、まっさらならくがき帳に変わっていました(笑)
何人か、当時の友人にも教えたところ私と同じく、らくがき帳で授業を受けている友人もいました。
勉強嫌いの私が、楽しく授業の暇をつぶしたいと思い立ったこの暗記法が、いつの間にか一番効果のあった暗記法になっていました。
ノートの1ページをひとつの絵として暗記することで、分かりやすく、楽しく暗記の勉強ができるので、退屈な授業もあっという間に終わっちゃいます‼
文字ではなく、ページとして情報をインプットすることによって、より多くの情報を「フォルダ」として保存することが可能です。
例として、歴史の授業を出しましたが、色々な暗記で応用が可能な方法だと思うので、ぜひ試してみてください‼
この暗記法で社会人になった私ですが、近々、ワインの資格を所得したいと思っています。