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【育児】卒乳には「くまちゃん作戦」がおススメ!

出産や子育ての悩み

 

わが家には、小学校2年生と幼稚園の年中組の男の子がいます。

長男が生まれる前、出産や子育てについて不安でいっぱいでした。

 

授乳についてもわからないことだらけで、「ちゃんとおっぱいが出るかな…」「赤ちゃんはしっかり飲んでくれるかな…」とドキドキでした。

 

しかし、心配は無用でした。

生まれた赤ちゃんはおっぱいをごくごく飲んで、どんどん大きくなっていきました。

 

おっぱいがしっかり出たので、粉ミルクを使わずに完全母乳で過ごしました。

長男はおっぱいが大好きで、離乳食が始まってからもよく飲んでいました。

 

お昼寝の前、夜寝る前、何かの理由でぐずった時など、1日に何度も授乳タイムがありました。

 

大声で泣いていた時でも、おっぱいをくわえると安心して、コクコクと音を立てて飲み始めます。

 

そして少しずつ目がトロンとしてきて、いつの間にか寝てしまいます。

その顔はまるで、天使のようでした。

 



卒乳を意識し始めるようになる

 

1歳を過ぎたあたりから、ママ友の間で「卒乳」という言葉が出るようになりました。

 

「ごはんを食べるようになってから、自然とおっぱいが減っていったよ〜!気がついたら飲まなくなっていたよ。」

というママもいれば、

「この日!って決めて、授乳をやめることにしたの。3日くらいギャンギャン泣いたよ!すごく大変だった…」

というママも・・・。

 

「うちもいつかはやめなくちゃなぁ…」

と思いましたが、きっかけがないまま日々が過ぎていきました。

 

そして授乳を続けたまま、長男は2歳になりました。

 

その時期、周りに同じくらいの月齢でおっぱいを飲んでいる友達は、ほとんどいませんでした。

 

「早く卒乳させなくちゃ!」という焦る気持ちとは反対に、長男のおっぱいへの執着はどんどん強くなっているように感じました。

 

眠くなると「ママー!おっぱーい!」と泣き叫び、足をバタバタさせて暴れます。

 

「無理にやめたら、これが何日も続くのかな…」

と思うと、それに耐える自信がありませんでした。

 

くまちゃん作戦がスタート

 

夫は毎日帰りが遅く、夜寝かしつける時間にサポートしてもらうのも難しかったので、なかなか踏み出すことができませんでした。

 

そんな時に、2人目を妊娠していることがわかりました。

つわりの症状があり、体調の悪い時に授乳をするのが、かなり辛くなってきました。

 

「嫌だなあと思いながらおっぱいをあげるのは、かわいそう…」

と感じ、悩みに悩んだ末に卒乳しようと決意しました。

 

そこで、仲良しのママ友に聞いた方法を試してみることにしました。

 

まず、卒乳をする数日前に、

「○○くんはとてもお兄ちゃんになったよね。だからね、今度おっぱいがくまちゃんになるんだよ。くまちゃんは優しいからね。仲良しなんだよ。」

と話をします。

 

長男はわかったような、わからないような表情をしていましたが、コクンとうなずきました。

 

くまちゃんの話を毎日繰り返し、いよいよ卒乳チャレンジの日がやってきました。

お風呂上がりに、おっぱいの周りにペンでくまの顔を描きます。

 

急いでいたので、落書きのようなクチャっとしたくまになってしまいましたが、仕方がありません。

 

服を着る前に長男に「くまちゃんになったよ。」と話しかけると、目を見開いて本当にびっくりした顔をしていました。

 

おっぱいを見つめたまま一瞬後ずさりしましたが、前から話していたので、何となく理解したようでした。

 

布団に入って寝る時、いつもならおっぱいを欲しがるのですが、その日は手をぎゅっとつないで、頭を撫でながら話をしました。

 

「おっぱい、くまちゃんになったね。でもずっとお友達だからね。いつも一緒にいるからね。」

と言うと、少し残念そうに、でも納得したように眠りに落ちていきました。

 

おっぱいなしで手をつないで寝たのは初めてだったので、驚きました。

 

夜中に泣いた時にも、「くまちゃんだよ。」と声をかけると、ひくひくしながらまた寝てしまいました。

 

これを3日ほど続けました。

そうして、ギャンギャン泣き叫ぶこともなく、無事に卒乳することができたのです。

 

思いのほかスムーズにできたので、私も夫もホッとしました。



卒乳した後・・・

 

「成功してよかった!」という気持ちももちろんありました。

 

しかし、スヤスヤ眠る長男の顔を見ながら「もうおっぱいを飲む姿は見ることができないんだな…」と思うと、涙が止まりませんでした。

 

そして、寂しかったのは私の方だったのだと気がつきました。

 

おっぱいに執着していて、いつまでも卒乳する勇気がなかったのは、長男ではなく自分だったのです。

 

卒乳は嬉しくもあり、とても切ないできごとでしたが、やっぱり決心してよかったです。

「おっぱい!」とぐずる時間がなくなった分、お互いのストレスがなくなりました。

 

そして、話をしたり絵本を読んだり、他の方法でコミュニケーションをとる時間がとても増えました。

 

今卒乳しようかと悩んでいる人がいたら、ぜひ「くまちゃん作戦」を試してみてください。

 

おっぱいに対して嫌なイメージを抱くこともなく、仲良しのまま卒乳することができるので、本当におススメです!