想像と実際の育児は全く別
私が妊娠中に思っていた育児とは、授乳・わが子が寝付くまでの時間・沐浴時間・おむつ交換をしていれば、後は穏やかに1日を過ごせるものだと思っていました。
又、育児ノイローゼという言葉がありますが、私はそうならない為に周りに頼り、助けてもらいながら楽しい子育てをしていこうと決めていました。
ですが、出産しいざ育児生活が始まると、想像していた穏やかな生活とは程遠い生活がスタートしました。
まず母乳が出にくく、授乳をするだけに何十分も時間がかかり、わが子も上手く吸えず大泣きするといったところから苦戦していました。
その為睡眠時間も確保できず、育児生活のリズムが整うまでまともに寝れず睡眠不足の日々が続きました。
次に苦戦したのが夜泣き。
わが子は夜あまり寝ない子で、寝たと思っても小さな物音で目が覚め、ぐずることが多かったです。
旦那も仕事をしていた為、子が泣いたらすぐに抱っこし違う部屋へ移動。
子が寝るとそのまま私も寝るのですが、1時間置きに目が覚め、子が起きていないか確認するといった生活が続きました。
精神的に参ってしまった時に救ってくれたもの・・・
それから精神的に病んでしまい、気が緩むと涙が出て子と一緒に泣いたりした日もありました。
そんな中、1つのものが私を救ってくれました。
それは音楽(音)です。
わが子は夜寝付きが悪く、寝ても1時間2時間置きに目を覚ますといった状態でした。
とある音楽を流し、映像を見せるとパッと泣き止み、ジッとその映像に集中して気づけば寝ていることが増えました。
これを繰り返すことによって、あれほど悩まされていたことが嘘のように、少しずつ睡眠時間がのびてきて、私もわが子もストレスが減っていきました。
気になるその音楽とは、CMでよく流れている竹〇ピアノの音楽です。
又、あの映像を見せるとわが子は時間が止まったかのようにジッと見つめたり、映像を目で追うように釘付けになっていました。
母親になるということ
次に、妊娠中に決めていた、周りに頼り助けてもらいながら育児を無理なくやっていくという目標について。
実際母親になると、すべて自分がやらなきゃ、母親になったんだから強くならなきゃと周りに助けを求めず、一人でいろいろとこなしていました。
もちろん、旦那には頼っていましたが、毎日仕事で疲れている旦那にあれこれ要求することができませんでした。
わが子と毎日マンツーマンで育児をしていたことで、気づいた時にはメンタルがやられていました。
しかも色んな不安から、旦那にあたってしまったりと息抜きができずにいました。
そんな私の変化に気づいたのが旦那でした。
周りの人に頼る大切さ
旦那の前では明るく振舞っていたつもりが次第に目が笑ってない、声のトーンが低い、あきらかに口数が減っていることから以前と違う私の姿に異変を感じていたとのこと。
だが、そのころ旦那も心に余裕がなく、後から知った話ですが、外で女性とご飯に行っていたことがあったそうです。
このことから、私にも大きな原因があり、家の中は暗い空気で仕事でも家でもリラックスできず、居場所がなかったと言われました。
私は反省し、それから周囲へ少しずつ頼るようにしました。
周囲の人達は、いやな顔せずむしろ、何でもっと早くから頼ってこなかったのと叱られました。
周りへ頼ることによって今までになかった心のゆとりが、私にも旦那にも、そしてわが子にもでき、ストレスも減ってきてリラックスできる空間ができつつありました。
育児とは、想像をはるかに超える大変さが待っており、自分ひとりではどうにもできない事が多く存在します。
その為、ひとりでなんとかしようと思わないでください。
完璧な母親にならなくては、と自分にプレッシャーをかけないようにしてください。
いつか自分がつぶれてしまいます。
自分が潰れたらわが子も悲しみますし、いいことなんてありません。
ゆっくりゆっくり、ひとつずつ勉強していきながら育児を学んでください。
それに、それぞれ家庭での育児のやり方は異なるので、まわりと比べることはしないようにしてください。
育児は心のゆとりも大切
自分が苦しいと思うときは、周りの人も苦しく悪循環に陥ります。
自分が心にゆとりを持てれば、周りの人も余裕のある生活ができるのです。
特に旦那には頼り、感謝の気持ちを忘れずにいてください。
そして温かい生活を迎えれるように、家庭環境も整えていくのが母親(妻)の役割だと思います。
初めての育児でいろいろと不安はありますが、一番に思うのがわが子の顔をみるとこの子のために頑張らなきゃと、前向きになれます。
そして、愛する旦那との子どもでもあり、大切に育てていきたいと強く思えるのです。
わが子は母親・父親と必ず存在します。
そんな理由があろうが、二人の存在が子どもにとってはかけがえのない存在であることを忘れないでください。
そして、そんなわが子の成長を1日1日を楽しみに、それを励みにすると少しでも心にゆとりが持て、息抜きもはさみながら育児ができるのではないかと思います。
さまざまな意見があると思いますが、わが子に合った子育ての仕方を見つけ、自慢の子を育てていけたらと思っています。
頑張りすぎず、周りに頼ることを忘れず頑張っていきましょう。