自分に合う会社というのは中々見つからない
私の転職についてお話をしたいと思います。
まず私が初めに就職した会社は本社、支社、営業所と拠点が沢山ありました。
私は千葉方面に配属となり担当エリアは田舎の方で自然豊かな市でした。
小さい会社が多かったので、人事担当はおらず、社長が人事担当という所がほとんどでした。
必死で売り込み、何とかスポンサーを増やして売上を上げていきました。
優しい人が多く、仕事頑張っているねとか、困ってるんだったら今回広告出すよと、娘のようにとても可愛がって頂きました。
ですが、1年2年と付き合いが長くになるにつれて、契約するからご飯に行こうとか、ここに付き合ってほしいとかよく言われるようなり、うまくかわしていました。
でもさすがに限界が来て、そのスポンサーに会いたくない、営業したくない気持ちが強まった頃、自分の売り上げが下がってしまいました。
会社に相談しても、それで契約もらえるのだったら自分の売り上げにもつながるし行ってみたら?
と言われて怒りを覚え、万が一何かあった時に会社は守ってくれないなと感じ退職を決意しました。
2つ目の会社では・・・・・・
2つ目は会社では、社内で売上1位を誇る女性課長がいて、その人が言うことが絶対的な権力を持ち、営業所長すら口出しできない環境でした。
ちょっとした人間関係のこじれも、本人同士で話合えば済むような話なのに、わざわざ割って入ってきて当事者2人と女性課長で面談をします。
そして、さも私が解決しましたといった感じで、営業所を我が物としているのに恐怖を覚えました。
他の先輩や上司もそれを不満や疑問に思うことなく仕事をしていて、何か面白くないことがあったら課長に相談し、味方につけるようなことをしている人もいました。
一種の宗教かと思いました。
この営業所はこの課長がすべてだなと感じ、少しでもその課長の意思とそぐわない人がいたら全員が敵になってしまうと思い、退職を決意しました。
営業の世界は数字がすべてです。
どんなに人柄が良くても数字を作ることができなければ、話すら聞いてもらえません。
ましてや自分の意見も言えませんでした。
風通しの良い社風なんてよく言えたもんだと今でも思っております。
後日談ですが、今ではその課長が所長を追い出し、現所長となったようです。
社員はより一層団結して数字をあげているようですので、本当に退職しておいて良かったと思いました。
3つ目の会社はサービス残業が常
3つ目の会社では、とにかく飲み会が多かったです。
9時から17時が定時でだいたい20時までサービス残業。
その後に飲み会で、終電で帰れれば帰るという生活を週4でしていました。
翌日も仕事なのに朝まで飲んで始発で帰ったことも何度もあります。
全然集中できずに1日を終えてしまうことが多かったです。
年功序列で縦社会の会社でしたので、目上の先輩上司が言うことはほぼ絶対でした。
そして当時同居をしていた祖母ががんで入院をしておりました。
危ないと言われていたのですが、運悪くその日は忘年会で全然帰れる状況ではありませんでした。
家族は病室にいて私の到着を待っていました。
きっと祖母も待ってくれていたと思います。
22時を過ぎたあたりで電話がなり、息を引き取ったと連絡が入りました。
所長にだけ事情を話し、帰ろうとしたところ、まだ帰るのは早いんじゃないの?
酔っぱらっている先輩に言われましたが無視して帰りました。
この会社に入ってこのことが何よりもの後悔です。
飲み会の時にもっと早く帰れていれば、出席しなければ、もっと早く言い出せていたら、最期祖母に会えたかもしれない。
冷たくなった祖母に泣きながらひたすら謝りました。
後日、飲み会の帰り際に呼び止めた先輩には謝って頂きましたが、私の気持ちはもうこの会社からは離れていたため、どうとも感じませんでした。
祖母に会えなかったのは私の責任です。
でもこの一件で会社のすべてが嫌になってしまったので退職しました。
色々な会社で経験をした後に・・・・・・
そして現在はまた新たに会社勤めをしています。
今の会社はサービス残業もなくプライベートも大切にできるし、アットホームな会社ですので、入りたての頃から意見を聞いてくれます。
社長も上司も温厚な方で仕事やプライベートの相談もよく乗ってくれます。
前の会社は縦社会でしたので、マナーは徹底的に学ばされましたし社会人としての振る舞い方や大勢の人の前でのスピーチの経験、自分の売り込み方など本当に勉強になりました。
ただ当時の私には精一杯で、さらに数字を作るということが難しくていつのまにか苦痛に変わっていき、ストレスが体調にも出てきてしまいました。
病気になりかけたこともあったので、営業職というのが向いていなかったのかもしれません。
仕事なんて人それぞれ向き不向きがあります。
同じ職場でも私のように挫折してしまうものもいれば、今では役職についてたくさんの部下を指導しているという同期もいます。
とにかく自分がもう無理だと思った時が辞め時です。
今や求職者よりも仕事の方が多い時代ですので、今の仕事で自分を追い込まず色々な職で経験してみるのもいいのかなと思います。