人生初の結婚式!
私の人生初の結婚式の参加は、従妹の結婚式でした。
小さい頃から仲良く、自分より年上ということもあり、先に結婚するんだろうと思っていました。
そんなある日、突然招待状が届き、かなり驚いたのを覚えています。
一度も結婚式をする話も、結婚する話も聞いていなかったからです。
びっくりはしましたが、仲良くしてもらってた従妹だったので、母と二人で関西から関東まで次の日用事があったので日帰りで行くことにしました。
始発で行きました。
朝は早くて、場所もいまいちわからず、行くだけでもへとへとになりました。
そして、へとへとになりながら受付をし、席次表を見ると祖母が隣でした。
親族なので、当然かと思いましたが、嫌な予感がしていました。
最初から最後まで最悪の連続
披露宴が始まると、祖母は大声で話し、大きな口を開けてガバガバと食事を食べるのです。
袖にも食事がたくさん付いていました。
さすがに唖然としましたが、注意する勇気は私にはありませんでした。
式場の方の腕を捕まえて、「この料理だったらいくらでも食べられるわ」と言うのです。
恥ずかしくて従妹を祝うどころではありませんでした。
そのあと、まだビュッフェ式のものもどっさり持ってきて食べていました。
さらにびっくりしたのは、パンのお皿を舐めてパンの粉まで食べるのです。
さすがに注意しましたが、全く聞いてもらえず。
心の中では「早く終わってほしい」と思いながら、式が終わるのを待っていました。
そんな中、祖母は私に「あんたもすぐ結婚やろ?いつ?」などと無神経なことを聞いてきたのです。
それも従妹の旦那さんの親族がいる前で聞かれました。
旦那さんとも旦那さんの親族の方々とお会いするのは、この日が初めてでした。
なのに、そんなことを言われて、私のプライドはズタズタになりました。
その後も私がいつ結婚するかという話題になり、写真撮影が終わっても、私の親族からはその話ばかりでした。
「うるさい」と言いたくなりましたが、せっかくの従妹の結婚式で雰囲気が悪くなるのは、申し訳ないと思い、我慢し続けました。
ブーケトスにも、「早く結婚するためにもいっておいでよ」なんて言われたり、傷つきました。
さすがに、それは断りましたが…。
そして、ここからは母しか知らなかった話です。
実は、私はその結婚式の2か月前に入籍していたのです。
従妹の親族も祖母も誰も私が結婚していることを知りませんでした。
何も言い返さない代わりに黙って婚約指輪を付けてやりました。
旦那さんは、私に少し大きめのダイヤの指輪をプレゼントしてくれていたので、大変目立ちました。
写真は見せてもらっていませんが、おそらく写真にも写っていると思います。
きっと祖母や親族に結婚の話をされても黙っていられたのは、旦那さんが婚約指輪をくれて、「つけて行って結婚式に行っておいで」と快く見送ってくれたからだと思います。
しかし、声に出して私の婚約指輪に触れる人はいませんでした。
従妹の母親は、こちらを見ていたような気がしましたが…。
そのことがあってから、祖母には会っていませんがいまだに「早く結婚しないとね」と母に言ってるそうです。
私は、自分が結婚式を行うまで結婚していたことを言うつもりはありません。
そして、結婚式はあんなみじめな思いを誰もすることがないように、家族のみで海外挙式を来年行う予定です。
隣席は最悪だったが、花嫁は綺麗だった
最初から最後まで隣席が最悪でしたが、従妹のウェディングドレス姿は本当に素敵でした。
たくさんの友達や会社の人に祝ってもらってる姿は、今までで見たことのない従妹の幸せそうな顔でした。
あんな風に幸せそうな姿を見ることが出来たので、私は、祖母や親族に色々言われ、傷ついたことを言わずに許せたのかもしれません。
もちろん、従妹本人だけには、その日結婚式が終わってから結婚していたことを報告しました。
他は、自分の家族しか知らないことを伝えると深く理由を聞かず、察してくれたようでした。
本当にありがたかったです。
自分も披露宴をして、友達を呼んで報告したかったですが、またあんなお皿まで舐める卑しい祖母の姿を思い出すとやりたいと思っても行動には移せません。
その代わり、妥協なしの結婚式を自分の納得いくまでドレスを選びます。
また、両親だけは、少し遠いですが海外挙式に招待したいと考えています。
一生忘れられない結婚式をしようと1年後に現在備えて自分磨きも頑張ってます。
少し、遠いので従妹にはドレス姿を見せることは出来ませんが、しっかり帰ってきてから見せたいと思います。
結婚式というと招待されてよかった、楽しかったというイメージですが、私は、少し恐怖と不快感を覚えました。
こんな風に心にもないことを言われて、私のような嫌な思いをされたり、傷ついたりされている方もいるのではないかと思います。
いくら祝い事とは言えども、自分の身内とは言えども、しっかり言葉の選択はしてから話してほしいと心から願います。