幼稚園へ入園するためのお受験:不合格になる子供の特徴
私の地域では私立幼稚園しかなく、どこも面接と言いつつお受験みたいなものです。
年上の子供を持つママ友がいないので、子供の同級生のママ友情報と、インターネット情報だけが頼りでした。
インターネットの情報では、幼稚園が不合格になる子供の特徴が載っていて、我が親子にピッタリすぎて自信を無くしました。
不合格になる子供の特徴は、一言も喋らない子、じっと座っていられない子、イベント参加率が低い、プレ幼稚園に通っていない、との事です。
グズった子供に、お菓子をあげる親も不合格とありましたが、それは大丈夫と自信がありました。
幼稚園の見学&イベントへの参加
ママ友からは、人気ある幼稚園を教えてもらいました。
うちの息子は、言葉が激しく遅いタイプで、2歳後半でも会話は出来ません。
簡単な単語は発する程度です。
おまけに、動きっぱなしタイプです。
近隣の幼稚園は、公営バスでしか行けない所ばかりです。
息子は公営バスならどれでも乗れると思っているようで、違うバスに乗ろうとするのを引き留めると、ギャーっとされるので、イベントにも行けずでした。
でもそれでは入園面接で逃げ出すかも、と思い、ペーパードライバーの私は主人に有休を取って送迎してもらい、1回だけイベントに参加しました。
行動もメチャメチャなので、プレ幼稚園は最初から諦めました。
幼稚園面接の服装
そんな息子に、とうとう入園面接の日が来ました。
息子の面接服は、きちんと系の長袖シャツにしようとしていたのですが、面接当日はとても暑く、半袖でないと問題視されそうに思い、仕方なしに水色ポロシャツで行きました。
私も面接服にお金をかけたくなかったので、白シャツだけ買って、普段着のネイビーパンツで挑みました。
皆さん、どんな服なのだろうと思って行ったら、ラフすぎて驚きました。
子供は、ほとんどの子が普段着でした。
1人だけ名門幼稚園を受けるかのような、白シャツに黒パンツのお受験ファッションでした。
母親は少し小綺麗ファッションが多く、お受験ファッションの子の両親だけが、ネイビーのスーツで完璧お受験スタイルです。
1人だけ、完全普段着のチェックシャツのお母さんがいました。
自分達の服装は、まぁ合格だと思います。
幼稚園面接:先生と親子の個別面接
すぐに教室に通され、数組の親子がいました。
「集団面接?」と驚きと不安が来ました。
名前を言う練習をしている子もいて、何も会話できない息子が更に不安になりました。
そして面接が始まりました。
先生と親子だけの個別面接です。
先生はうさぎ、キリン、ゾウの絵を息子に見せながら「どれが好き?」と問うも息子は無言です。
更に先生は「うさぎさんピョンピョン、ぞうさんパオーン、キリンさん長ーい」と言っても、もちろん息子は無言のままでした。
見かねた主人が「うちの息子は言葉が遅くてまだ喋れないんです」と言いました。
私は息子の興味を引くように「キリンさん、キッキッキー」と言ったら、やっとキリンの絵を見た程度です。
いつもはキリンを見ると「キッキッキー」と言うのですが、外では絶対言わない気がしていました。
その後は先生と親の面談です。
気になる事を問われ、迷いましたが、主人が食事やトイレが不完全な事を言いました。
オムツは全く問題ないと言われ、食事はお弁当は工夫して欲しい、給食は注視しますとの事でした。
意外にあっさり受け入れられ、一安心です。
それより面接時、脱走せずじっとしていた息子に驚きました。
先生が言うには、じっと座っていたし、息子が教室内をジロジロ見ていて、興味津々なので大丈夫と仰いました。
時折、先生が「はなまる~」と言うのですが、合格という意味なのか分からず、リアクションに困りました。
幼稚園面接:複数の親子と集団面接
次は別室で、6組の親子が園長と主任との集団面接です。
やっぱり他の人がいる方が緊張します。
でも個性溢れる子供達がいて、先生が「立って下さい」と言っても「立たないよ」と言い切る子がいました。
お母さんに、抱っこに行く子もいます。
ここでは全員、志望動機を聞かれました。
主人は園の方針が礼儀重視である事を述べ、私はイベントに来た時に、息子が楽しそうだった事を言いました。
ここは比較的上手に言えたと思っています。
全員の志望動機発表が終わると、園長先生が「皆さんは4月からこの幼稚園に来ます」と言われ、やっと合格だと分かりました。
主任は主任先生と呼ぶそうで、「園長先生、主任先生」と言う練習をしましたが、主任先生って微妙だねと、帰宅後に主人と話しました。
一言も喋らず入園許可が出たのは、うちの息子だけかな、なんて思いますが、それは永遠の謎です。
逆に、落ちた子がいたのかも気になりました。
入園許可証をもらったあとは、お土産でお絵かき帳をもらい、解放されている園庭で遊びました。
すると見覚えのある親子が、と思ったら、近所のショッピングモールで、複数回会って話したことがある子でした。
その子はそこのプレ幼稚園に行っており、お母さんが言うには「ここは子供に対して先生の数が多いからいいよ」との事です。
知っている人がいたのと、良い話を聞けて、とても心強くなりました。