捨てられない、片付けられない性格
私は、たぶん捨てられない性格だと思います。
実際、小さい頃の小学校の教科書や、大好きな漫画のキャラクターのお菓子の箱など、ずーっと大切に持っていました。
捨てるきっかけがなかなかなく、捨てようかと思っても、なんとなく取っておいてしまうのです。
捨てようかなーと思っても、なんだか勿体無い、いつかまた見たくなるかもしれない。
それが何年もほったらかしては見てまた、元に戻してしまう。
その繰り返しです。
【断捨離】物を捨てるのではなく、誰かに譲って使ってもらう方法
そんな私も、「捨てるのではなく、誰かに譲ってその人が喜んで使ってくれるのであれば嬉しいかも」と思うきっかけがありました。
いまから20年近く前に、友達が「ヤフーオークション」を始めた頃です。
その友達からの言葉が忘れられません。
「自分では使わないものであっても、日本中の誰かがそれを必要としているかもしれない。そしてフリーマーケットは値下げを要求されるけど、オークションは欲しい人が値段を上げてくれる」
目からウロコでした。
なーるほどと思いました。
ですので、「断捨離」と言うとどうも「断る」「捨てる」「離れる」と、否定的な強い言葉の印象が残り、「使ってないものは捨てなさい」みたいな印象になってしまいます。
断捨離できない人は、きっとその言葉の印象の強さがあって、なかなか物を手放せないのではないかと思います。
そこを「欲しい人に譲る」「使わないものを生かす」と言う考え方に切り替えれば、すんなりと使っていないものを、手放す事ができるのではないかと思います。
【断捨離】不要な物も減ってお金ももらえる一石二鳥な考え方
物は試しです。
とりあえず自分に「これは捨てるのではない。日本中にこれをお金を出してでも欲しい人がいるかもしれないから、私の元で眠っているよりは欲しい人に役立ててもらおう」と言い聞かせて、オークションにチャレンジしてみました。
確かに自分で経験してみると、商品が落札された時の嬉しさはなんとも言えず、「人の役に立った上に、お金ももらえる!」とかなりの高揚感があります。
そして、購入してくれた人とのメールのやり取りもまた、それぞれの思いや、欲しいものが手に入った喜びの言葉をいただいたりと、嬉しい発見が多かったりするものです。
中古商品をうまく活用すれば物も増えないし節約にもなる
その頃から、だんだん世の中「中古」と言うことに対して、抵抗感が薄れてきていることを感じました。
自分も子育てを経験する中で、子供の成長が早すぎて、まだまだ壊れても破けてもいないのに、使えなくなってしまう物の多さに驚きました。
自分のものは全然買っていないのに、子供の不用品だけが増えていきます。
ですので、ある時から、「短期間しか使わないものは、中古で済ます」と言う発想にしました。
例えば、スキーウエアやスキー用品などのシーズンもの。
1回しか着ない子供用のスーツなどです。
実際子供のスキーウエアなどは、次のシーズンなんかもうサイズが合わなかったり、スキーなんて1シーズンのうちに、そう何回も使用しません。
ですので、近場のリサイクルショップに行ってウエアからスキーの板、靴、ストックまで全て中古で購入しました。
そしてサイスが合わなくなったら、すぐにオークションに出品しました。
なぜ、「買うときはリサイクルショップで、売るときはオークション」かと言うと、送料を無駄に払いたく無かったからです。
実際、小学校の間に、子供のスキー用品に関しての出費は、結果としてほぼ0円でした。
どう言うことかと言うと、ほぼ買った値段でそのまま売れたからです。
所有している間は十分に楽しんで、しかもスキー教室の時には、無駄に道具のレンタル料金もかからず、好きなときに好きなように使用出来て、いらなくなったら売る。
結局所有しないので、物も増やさず、お金もかからない。
ウィン・ウィンといえば良いのでしょうか?
そう考えれば、ものを捨てなければいけないストレスも減ると思います。
【断捨離】まずは循環型ライフスタイルに変えてみよう
子供の卒業式の時のスーツもオークションで売りました。
小学校の卒業式の時には、式服として入学する中学校の制服を着用しないのを聞いて憤りを覚えましたが、その時だけ卒業式用のスーツを買ってもあとは着るシーンがないですし、サイズもすぐに着れなくなってしまいます。
ですので、人気のブランド物のスーツをオークションで購入し、卒業式が終わってすぐにまたオークションで売りました。
プラスマイナスほぼ0円でした。
強いて言うと、クリーニング代くらいの出費だったでしょうか?
でも、写真にはしっかりとブランド物のスーツを着た姿が記念に残っています。
別の考えに、「レンタル」と言う考えもありますが、レンタルもまた、結構お金がかかるので、節約にはならないかもしれません。
断捨離のもう一歩進んだ考えとして、そもそも「持たない」「お金もかけない」と言う考えにすれば前向きになれるのではないでしょうか?
そう行った意味で、「物を必要な時だけ所有し、使わなくなったら次の人に譲って役立てる」と言う、循環型のライフスタイルに切り替える考えは、断捨離を前向きに考えるきっかけになるのではないかと思います。
次に使ってくれる方からお礼の言葉をいただいて、知らなかった人とのコミュニケーションが生まれたりするのもまた楽しみの一つですので、きっと前向きに楽しめると思います。