勉強をはかどらせる為にも「生活リズム」を見直そう!
私は公務員試験のための浪人を3年繰り返し、その中でさまざまな勉強法を試してきました。
その中でためになった勉強法を3つ紹介します。
まずは、きちんとした生活リズムをつくるというものです。
これが何よりも大切なことです。
学生の方はもちろんですが、浪人して一日時間が自由に使えるという方こそ、このリズムをつくることが大事です。
なぜなら浪人生は時間が自由に使えるため、だらけようと思えば、どこまでもだらけることができるからです。
よく「浪人すると現役のときに、志望していたランクよりも落ちたところを目指すことになる」なんて話を聞きますが、その原因はここにあると思います。
私自身、公務員浪人をしていた頃はアルバイトもせず実家で一日過ごしていたため、やる気を失って何もせずに怠けていた時期がありました。
まずは、自分の一日のスケジュールを立ててみましょう。
朝起きて、朝食を食べて、勉強して、昼食を食べてと、なるべく細かく計画を立てることが大切です。
私のおすすめは夜寝る前に勉強したことを、翌朝に復習することです。
脳は寝る前に覚えたことを記憶しやすいため、それを起きてすぐに確認するのです。
このパターンが組めれば、かなり効率的に勉強を進めることができるでしょう。
勉強を効率的に覚える為にも「短期集中型」がオススメ!
たとえば1年後に試験があるとします。
それに向けて、1日1時間の勉強を1年間行うのと、1日4時間の勉強を3ヶ月行うのであれば、どちらが効果的でしょう。
どちらも総勉強時間は同じですが、効果は明らかに後者の方が高いです。
密度の低い勉強を長期間続けるよりも、密度の高い勉強を短期間で終わらせた方が、効率的にも精神的にも有利です。
もちろん、早い時期から始めるに越したことはありません。
あまりにも期間が長いと「残り日数に余裕がある」という錯覚に陥り、失敗に終わる可能性が高くなります。
いつでも「もうこれしか時間がない」という、良い意味で焦りの気持ちを持っておきましょう。
資格試験のように科目がひとつだけの場合を除き、科目が複数ある場合は、同時進行で進めるようにしましょう。
1科目を完璧に終わらせてから、次の科目へ移るという勉強法はおすすめしません。
公務員試験を例に出すと、私の目指していた地方上級試験は、20種類ほどの科目がありました。
当初は、1ヶ月に2科目の参考書を終わらせていましたが、すべてのサイクルが終わるのに10ヶ月かかる計算になります。
それを終えたところで、10ヶ月前の1科目の内容を、覚えているはずがありません。
なるべく多くの科目を同時進行で進めていくようにしましょう。
勉強内容のわからないものは深入りしない
勉強を進めていくと、どうしてもわからない箇所が出てくるものです。
参考書などを読んで解決できれば良いですが、中には専門的すぎる知識や複雑な計算問題など、何度考えても理解できないものもあります。
そういったものは、捨て去る勇気を持ちましょう。
学校の受験にしろ、資格取得にしろ、全問正解でなければ合格できない、といったものは少ないはずです。
たいていは全問題の6割、7割が正解できれば突破できるものでしょう。
そうであれば、すべてを完璧に理解する必要はないのです。
わからないものがあると、不安になるものです。
「もしこの問題が出たらどうしよう」
「ここで解けないと本番で後悔する」
などと、ひとつの問題に時間をかけ過ぎてしまうことはよくあります。
しかし、その難しい問題を理解する時間を使えば、他の問題をいくつも理解できるのです。
先ほどの短期決戦の話とも繋がりますが、勉強する時間は無限ではありませんし、ゆっくり立ち止まっている時間はありません。
そうしている間にも、せっかく覚えた知識が、ボロボロとこぼれ落ちてしまっているのです。
わからない問題は捨てる、そのくらいの勇気を持つことが重要です。
特に、試験までの時間が少ない人ほど、この「捨てる勇気」が大切になります。
勉強の参考書には、多くの場合「重要度順」であったり「出題頻度順」のランク付けがされています。
どうしても時間がない人は、ある程度ヤマを張ることも合格への近道になります。
1つの問題に時間をかけず、すばやく回答していこう!
問題集などは、じっくりと読み込む必要はありません。
わからなければ、すぐに答えを見てしまいましょう。
ほとんどの勉強は暗記です。
歴史や地理はもちろん、数学や英語も暗記です。
公式を覚えているか、文法を覚えているかだけの問題なのです。
それを長時間かけて考えていても、知らないものを答えられるはずがありません。
ならば答えを見て、解き方を覚えてしまいましょう。
よくある勘違いに、正解することで自信をつけていくだけの勉強をしている人がいます。
勉強の目的は、知らないものを学習することです。
裏を返せば、知っているものを知っていると再確認することは、まったくの無駄です。
問題を見てわからなければすぐに答えを確認し、解き方を覚える。
それをすばやく何度も繰り返し、試験までに解けるように備えましょう。
以上が私の実践した勉強法になります。
私はこの勉強法で無事合格を掴むことが出来ました。
皆さんにも、これらの勉強法が役立てると幸いです。