今話題のヨコミネ式幼稚園での教育方法
私は、ヨコミネ式の幼稚園に子どもを通わせています。
まず、ヨコミネ式ってご存じでしょうか?
ヨコミネ式とは、プロゴルファーの横峯さくらさんの伯父である、横峯吉文さんの教育メソッドです。
どのような教育かといいますと、横峯さんは『学ぶ力』『体の力』『心の力』を重視した、教育方法であると説明しています。
いわゆる文武両道かつ、強い心を目指した英才教育であるといえます。
ヨコミネ式は、テレビで何度も特集されるほどです。
漢字の読み書きができる園児や、逆立ちで歩き回る園児の姿が紹介されました。
番組の感想コメントは、素晴らしい英才教育!スーパー園児!という感想と、厳しすぎる、行き過ぎでは?という感想に分かれました。
では、私がなぜ子供を、ヨコミネ式幼稚園に入園させたのかご説明したいと思います。
ヨコミネ式幼稚園=スパルタという印象
ヨコミネ式の幼稚園の存在を知ったのは、知り合いに元ヨコミネ式幼稚園の先生がいたからです。
ただ、この先生はヨコミネ式には否定的で、自分の教育方針と合わないと感じ、幼稚園を退職されています。
この先生にお話しを聞いていたため、第一印象はスパルタ式の詰め込み教育といった印象で、あまりよくありませんでした。
実際に幼稚園選びの時期になり、通園範囲内にヨコミネ式の幼稚園があると分かりました。
私の子どもは、好奇心旺盛で内気なタイプです。
好奇心が強いため、あれやこれやといろいろなことに挑戦したがり、母親の私が疲れてしまうほどでした。
また、内弁慶で内気な性格であり、児童館などでおもちゃで遊んでいても、他の子どもに取られてしまい、取り返せないというようなことがありました。
私は、子どもの好奇心が満たされ、精神的に少し強くなれるような幼稚園はないだろうか、と思い幼稚園探しをしていました。
そこで、賛否両論はあるけれど、ヨコミネ式幼稚園の見学に行ってみようと思いました。
ヨコミネ式教育のカリキュラム
見学に行ってみたところ、様々なカリキュラムが組まれていることがわかりました。
そこの幼稚園では、40分ごとに様々な授業が行われていました。
数字、かきかた、体操、かけっこ、英語、プール、鍵盤ハーモニカなどの授業プログラムを、40分ごとにどんどん取り組んでいくというものでした。
一緒に見学に行ったママ友は、次々と難しいプログラムに取り組む園児たちを見て、不安を感じていたようでした。
確かに私も、子供たちに自由がなく、英才教育の押し付けがされるよりは、もっとのびのびとした自由な幼稚園のほうがいいのではとも感じました。
しかし、上で述べたように、私の子どもは次々と新しいことをすることが好きな、好奇心旺盛タイプです。
何もさせてもらえない自由な幼稚園だと、退屈してしまう可能性がありました。
むしろヨコミネ式の様に、様々なプログラムが用意されている方が、好奇心が満たされて満足するのではないかと思いました。
ヨコミネ式幼稚園の教育方法の合う、合わない
見学では、質問時間もあったため「子どもの能力には差があると思いますが、できない子はどうなるのですか?」と質問してみました。
すると、「みんなで同じ課題に取り組ませるのではなく、それぞれの子どものレベルにあった課題を用意して、取り組ませています」との回答でした。
無理に高いレベルの押し付けはしない、できる範囲で能力を伸ばす、とのことでした。
見学に行ったり、資料を確認したりして、賛否両論はあるものの、私の子どもには向いているのではないかと感じ、ヨコミネ式への入園を決めました。
もし万が一どうしても合わなかったら、転園させてもいい、まず挑戦させてみようという気持ちでした。
実際にヨコミネ式幼稚園へ入園させてみた結果
それでは、実際に入園してみてどうだったか、述べていこうと思います。
まず、残念に思っている点から述べます。
それは、厳しすぎる先生もいるということです。
先生によって差があり、優しい先生もいらっしゃるのですが、厳しい先生はとてもきついです。
ヨコミネ式は叱らない教育を否定しており、横峯さんも「叱らずに教育ができるとは思わない」とのことで、先生方も叱るときはビシっと叱ります。
悪いことをした時に、叱るならば納得できるのですが、うちの子どもは課題がこなせなかったときにも、泣くほどひどく叱られてしまいました。
また、先生に頼み事をする時に何度も言い直しをさせられるなど、厳しすぎる対応もされてしまいました。
ほとんどの先生は優しく、厳しすぎるのはごく一部の先生だと思うのですが、叱ってもいい、という教育方針が過剰な叱責の免罪符になってしまっているように思います。
ヨコミネ式教育法のここがオススメ!
次に、ヨコミネ式で満足している点を述べます。
なんといっても、様々なことができるようになりました。
私の子どもは多種多様のプログラムを大変気に入っており、次々と挑戦する課題を与えられることを喜んでいます。
今日は英語でこんなことを覚えた、かけっこが1番だった、逆立ちが出来るようになった、と毎日キラキラした目で報告してくれます。
また、何か課題を達成したり、1番になったりすると賞状やバッチがもらえます。
自分の能力を伸ばすという自分との戦いと、誰かに勝ちたいという他者との競争のどちらも意識して、伸ばしてもらえているなと思います。
逆立ちや計算など、本当にできるようになるのかな?
と疑っていたことが実際にできるようになるので、親も子どもの可能性や潜在能力を信じようという気持ちになります。
子どもを信じて、やりたいことにどんどん挑戦されてあげよう、という気持ちを持てたことは親にとっても収穫です。
また、見学でも言われていたように、子どもたちのレベルに合わせた課題に取り組んでいるとは本当のことのようです。
数字やかきかたは苦手だけれど、体操やプールは無茶苦茶できるというような子どもであっても、苦手分野は低いレベルをコツコツ、得意分野は超高レベルに挑戦というように、レベルに合った課題が用意されているようです。
最後に、私は今のところヨコミネ式に満足しています。
しかし、子供の個性や家庭の教育方針によって合う合わないがあり、すべての方に無条件でお勧めできるものではありません。
また、ヨコミネ式を採用している園でも、園によって差異があると思います。
これから幼稚園を選ぶ方は実際に見学などに行って、我が子に合うかどうかを判断すべきだと思います。